「守銭奴」や「ケチ」を表す英単語をまとめてみました

Takashi’s Japanese Dictionaryで「守銭奴」を説明する投稿を書いたときに、「お金にケチな人」を表す英単語がめちゃくちゃ沢山あることに気がつきました。そこで、それらの意味の違いをイギリス人のネイティブ講師に詳しく聞いてみたので、Cambridge Dictionaryの定義とと合わせてシェアしたいと思います!

名詞編

Miser

“someone who has a strong wish to have money and hates to spend it”
この単語が一番「守銭奴」に近い単語です。お金を溜め込み、使うことを極端に嫌う人のことです。ただイギリス人の講師によると、miser には守銭奴の持つ「金を稼ぐことばかり考えている」というニュアンスはなく、「お金を溜め込むのが好き」という意味が強いようです。なので、Takashi’s Japanese Dictionaryの投稿で用いた例文:

母:宿題しゅくだいいまやりなさい!
子供: はぁ、わかったよ。じゃあ、おこずかい百円ひゃくえんちょうだい!
母: なんでやねん、おまえ守銭奴か!

の文脈では、”miser”は少し変だと言われました。ここでは、money-grubber (金儲けばかり考える人)という単語や、materialist (物欲が強い人)の方が適切だそうです。

skinflint

“a person who is unwilling to spend money”

これも、miser と同様にお金を極力使わない人を指します。イギリス人講師に教えてもらった単語なのですが、miserの方がよく用いられるようです (Google検索で、ヒット数が12,000,000 vs 1,050,000という差になりました。僕が実際に聞いたことがあるのも、miserだけです。)

cheapskate

“a person who is unwilling to spend money”

こちらは、「とにかくお金にケチな人」という意味です。お金を貯めるというよりも、他人に絶対に奢らない、お金を貸さない人、というイメージです。

scrooge

“someone who spends as little money as possible and is not generous”

こちらも、cheapskateと同様に「とにかくお金にケチな人」という意味です。Scroogeは元々、短編小説に出てくるケチなキャラクターの名前だそうで、今では名詞として使わているようです。

形容詞編

Stingy

“unwilling to spend money”

「ケチな」と言う意味を持つ一般的な単語です。また、お金に限らず「物を貸してくれない」とかの類もstingyと表現できます。

Frugal

definition: “careful when using money or food, or (of a meal) cheap or small in amount:”

定義からもわかる通り、“frugal” はケチと言うよりも「節約上手な」や「無駄使いしない」のようにポジティブな意味を持つ単語だそうです。イギリス人講師は、sobarなイメージだと言っていました(ここでのsoberは「シラフ」ではなく、「分別のある、冷静な」の意味です)。ちなみに、frugalはadvancedな書き言葉なので、ネイティブでも知らない人がいるかも知れません。

thrifty

“showing a careful use of money, especially by avoiding waste”

こちらもfrugalと近い単語で、「用心深く、上手くお金を使う」という意味ですsly (ずる賢い)という雰囲気もあるとイギリス人講師が教えてくれました。なお、Merriam-Webster辞書によると、

“FRUGAL implies absence of luxury and simplicity of lifestyle. ran a frugal household THRIFTY stresses good management and industry. ”

だそうです。frugalの方が「贅沢しない」「質素な」というニュアンスがあるようですね。

番外編

spendthrift

thrifty と字面が似ているので勘違いしやすいんですが、こちらは「浪費家」という意味となり、ケチとは真逆の単語となります。wikipediaの記事によると、thrift はかつて「稼ぎ」という意味を持っており、そのため spendthriftで「稼ぎを使う人」、つまり「浪費家」という意味を持つようになったそうです。ただ、今では thrift は「慎重なお金の使い方」という名詞で使われており、例えば I learned thrift from her mother. のように使えます。ややこしいですね!

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